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drkdiary’s blog

アラフォー歯医者のつぶやきです エッセイ漫画始めました!

虫歯の成り立ち🦷と虫歯予防

虫歯は、歯、虫歯菌、砂糖が存在するときにできます

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そして、虫歯は虫歯菌が、砂糖を分解して、酸を出して歯を溶かします(脱灰)

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一番外側のエナメル質が溶け穴が空くと、そこには象牙質、という柔らかい組織に到達します

 

象牙質には、象牙質細管という穴がたくさんあり、

虫歯菌は、そこに入り込みます

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また、砂糖を餌に酸を出し、象牙質を溶かしながら、中へ中へ入ります

 

象牙質細管は歯の一番内側にある歯髄(神経)につながっていますので、

虫歯菌が入ると危険を察知し、

歯髄は歯を守るため戦い始めます

 

これが、冷たい、熱いなどの温度刺激で歯が痛む理由とされています

 

さらに虫歯菌が歯髄の中に入ると、、何もしなくてもめちゃくちゃ痛くなります

 

また、この脱灰は、酸性の飲み物をとっている時にも歯の表面で起こります

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さらに、砂糖は、30℃の100mlの水に、200g溶けます

 

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コップの半分の水に、200g?

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すごくないですか?

ちなみにジュースは

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こんな感じです

 

また、唾液が10mlで体温が36℃と考えると砂糖は唾液の中に20gも溶けます

 

ジュースを飲んでうがい歯磨きする方は問題ないですが、、

 

ジュースを飲むことで唾液に砂糖が溶け、それは虫歯菌にとってはご馳走を振る舞っているようなものです

 

のど飴などの飴、ガム、ラムネ、キャラメルも一緒です

 

唾液にとけだして、虫歯を作ります

 

救いもあります

 

歯は再石灰化することも知られています

 

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この酸性でない時間を増やしてやれば、唾液の力で再石灰化するのです

 

子どもで虫歯がよくできる方は、無自覚で口にしているジュースや飴、ガムが原因かもしれません

 

特に炭酸飲料は、子どもに与えないようにしてほしいです